開発者からのメッセージ

■ ゲームデザイン・キャラクターデザイン　金崎 泰輔

皆様　初めまして。またご無沙汰しております。
本作でゲームデザイン及びキャラクターデザインを担当させて頂きました金崎です。
コンシューマーのタイトルから遠のいて久しいですが、
この度アークシステムワークスさんのご尽力により「CHASE」を皆様にお届けする事ができました。

今回は元CINGの宮川や、新たにディレクターの庄司さん、
シナリオライターの咲良さんと共に新しい作品を生み出すことが出来ました。
舞台は日本ですが海外ドラマを意識した世界観をコンセプトに宮川、庄司さん、咲良さん、
様々なスタッフと共に開発を進めて参りました。
ドラマを見るような感覚でご堪能頂ければと思います。

ADVゲームにおいて登場人物を描く際に僕が意識している事は、
登場人物の「背景」が感じられる「造形」と合わせてそれぞれの人物の「感情」をいかにゲーム中で表現するかという点です。
以前の製作においてもその点を重点として製作をしてきました。
開発中は様々な試行錯誤がありましたが、今回も新たな表現方法にも挑戦し
各登場人物の「感情」を表現出来たのでは無いかと考えています。
「人の感情」が起こす「事件」そしてそれらに巻き込まれた人々様々な思いが今回の「ドラマ」を創っています。

ディレクターの庄司さん、シナリオライターの咲良さん、そして宮川と共に
新たに創り上げたこの「ドラマ」を皆様にも共感して頂き
「CHASE　未解決事件捜査課」を楽しんで頂ければ幸いです！

また引き続き今後の七瀬と雨倉の活躍にもご期待ください！
それでは、また！

■ シナリオ　咲良 まゆ

皆さん、はじめまして！！
こうして開発者メッセージを発信させていただくのは初めてです（ドキドキ）。
たくさんの方のご協力のおかげで、無事本作を完成させることができました。
皆さんのお手元には届きましたでしょうか？

今回、咲良は初めての経験をいくつも重ね、とても楽しく開発に参加させていただきました。
特に、金崎さん、宮川さん、庄司さんからはたくさんのことを学び、感激と感謝の気持ちでいっぱいです。

ハードボイルドの定義って結構曖昧で、皆さんそれぞれいろんなイメージをお持ちかと思います。
本作の七瀬のキャラは、咲良の中のハードボイルドです。
これから皆さんがハードボイルドをイメージする時に、七瀬が頭をちらっとでもよぎってくれたら…と思います。
ちなみに、ハードボイルドは【固茹で】ですが、咲良は卵なら半熟が好みです。

これからたくさんの経験を積んで、もっともっと皆さんに満足いただけるシナリオが書けるよう精進してまいります。
支えてくださったすべての人に感謝して、作品で恩返しさせていただきます。

七瀬は犯人をCHASEしますが、皆さんもぜひ何かをCHASEしてみてください。
夢とか希望とか理想とか憧れとか前の車とかライバルとかお魚くわえたドラ猫とか。

一同、またお会いできる日を楽しみにしています。
皆さんにも次回作を楽しみにしていただけたら！！

あ、ちなみに写真うつりは悪いですが、ほんとはとってもキュートなレディです。

■ ディレクター　庄司 哲朗

皆様、こんにちは。
初めまして、本作のディレクターを務めました庄司です。
私がこのプロジェクトに入ってから早一年、ついにこの日を迎えることができました！
もう「-CHASE-」の世界を楽しんでいただけましたでしょうか？

本作は昔ながらの硬派なテキストアドベンチャーが好きだった人へ、あるいはCINGさんの作品が好きだった人へ向けて生み出されたハードボイルドアドベンチャーゲームです。
今はこういったゲームがめっきり減ってしまったような気がして残念に思っていました…。
本作には古き良きアドベンチャーゲームを絶やしてはならない、再び日の目を見ることができればという想いが込められています！

映画や海外ドラマを観ているような雰囲気と、
取調室で完結するというコンセプトを軸に企画当初からぶれずに開発を行ってきました。
中でも映画や海外ドラマのようにみせるために、
金崎さんにはかなり無茶を言って様々なパターンや構図の絵を用意してもらいました（笑）
シナリオもハードボイルドらしさを保ちつつ、登場人物それぞれに人間味溢れる描写が随所に現れていますので
「あーいるいる、こういう人」となると思いますよ。
ちなみに私は本編に登場する藍川さんという女性キャラクターが好きです…お楽しみに！

少しでも気になった方や懐かしさを感じた大人の方にはぜひ、本作を遊んでいただきたいと思います。
本作は第1作目となりますが、もちろん次回作の展開も考えております！
皆様からのありがたいご感想やご要望もお待ちしております！
それではまた、お会いしましょう。