スペシャル
キャラクターデザイナー 壱
新キャラクターのデザインを担当させていただきました壱です!
【シアワセの赤い石】の新キャラデザインのお話をいただいた時に
「今回の新キャラクターはおじさんだよ」とお聞きして、
おじさんキャラ好きだけど、デザインした経験はほとんどないので
私にできるかな?とドキドキしました。
実際にキャラクターの詳細をお聞きすると、月夜乃先生は年齢不詳で
かなり若い外見なので、ほっとしたり残念だったり(笑)。
脱出アドベンチャーシリーズのこのキャラクター達のお話は3作目に
なりますが、若留ちゃん、彦道くん、須佐見くんの3人がいいチームに
なってますね。
気になることがあったら突撃しちゃう若留ちゃん、それをフォローする
彦道くん、須佐見くん。
序盤の会話からニマニマしちゃいます。
早く先のお話を知りたいと、焦る気持ちが苦手なパズルに阻まれ(笑)
悩みながらプレイしました。
これからプレイするみなさまも、一緒に楽しんで頂けたら嬉しいです^^
また次回作も若留ちゃんたちに会えることを楽しみにしてます!!
次の新キャラこそ眼鏡キャラを・・・(笑)。
それでは、壱でした~!
キャラクターデザイナー 壱
シリーズディレクター 福田
シリーズディレクターのインテンス福田です。
前作「悪夢の死神列車」から5か月。こんなにも早く新作が発表できるとは!
お待たせしました。脱出アドベンチャーシリーズ4作目「シアワセの赤い石」配信です。
今回はシナリオと脱出ゲームの融合という部分についてお話します。
「脱出アドベンチャー」シリーズと言っている通り、このゲームはシナリオを読み進めるアドベンチャーシーンと、脱出ゲームである探索シーンを交互にプレイしていく仕組みになっています。
アドベンチャーシーンと脱出シーン。どちらかに比重を置いているわけではなく、2つのシーンがうまく組み合うように常に考えて制作しています。
アドベンチャーシーンは物語がどんどんと進んでいく「動」の場面。探索シーンはプレイヤーがじっくりと考える「静」の場面。この動と静の場面転換、バランス、交り具合が新たなシナジーを生み、このゲームの魅力につながっているのだと思います。
とはいえ、制作時は2つのシーンを並列で作っているため、いきなりうまく融合するわけでもなく、探索シーン、アドベンチャーシーン共に、細かい修正を繰り返し、何とか1本につなげ最終調整へ。そして毎度、最後に探索シーンを大幅に変更したりして、シナリオライターさんには大変ご迷惑をおかけしました・・・。今回も制作中盤に差し掛かってから新たなシステムを導入して・・・それは実際のプレイでお楽しみください。
脱出アドベンチャーのポータルサイトもオープンして、今後のシリーズ制作にも気合が入ります。引き続きご期待ください。
INTENSE シリーズディレクター 福田 尚己
ディレクター 岩田
前作から引き続きディレクターを務めさせていただきました、インテンスの岩田です。
主人公が若留にカムバックということもあり、ストーリーのほうでも語りたいことが山ほどあるのですが、餅は餅屋。その辺りは他の皆様にお任せして、僕からはそれ以外についてのアレコレを語らせていただきたいと思っています。
いきなりですが、今作の探索パートはいかがでしたでしょうか?
いつもより難しかった、という印象を持たれた方が多いかもしれません。
今作では謎自体の難しさはほぼそのままに、『探索中の会話』にあるヒントを減らすこと
で、少し挑戦し甲斐のあるように調整しています。
これは前作のアンケートで「難しい方がいい」と答えた方がおよそ半数いたことに起因するのですが、難しくすると言っても解けないようなものを作ってしまってはシリーズのもう一方の魅力であるストーリーが楽しめませんので、今作の開発にあたって特に苦心したところでもあります。
具体例で言えば、今までなら調べた際の会話で「これは○○に使うものだ」とまで言ってしまっていたところを、その核心となる発言については『ヒント機能』のほうに任せることにしました。これによって今までよりも謎解き時のガイドとなる情報が少なくなり、プレイヤー自身が考える部分が多くなるため、結果的に難易度が上がっているはずです。
なお、ヒント機能は同じ項目を選択するごとに核心に近付くよう作ってありますので、いままでの難易度でプレイしたい方はヒントを一段階だけ見るとちょうど良いかもしれないですね。(※今作はヒント推しです。ヒント画面をちょくちょく開くと何か発見が……?)
また、毎作毎作公式サイトのほうでアンケートを取らせて頂いているのですが(※今知ったという方は本サイト左下をクリック!)皆様の貴重なご意見、非常に参考にさせて頂いております。本当にありがたい限りです。
全て、というのは難しいですが、汲み上げられそうなものについてはスタッフに直談判してなるべく取り入れるようにしております。
今作で言えば、シーンスキップ機能を入れたことやADVパート中のタッチ操作ボタン、地味なところですが途中セーブとシステムセーブを分けたこと(チャプターをクリアしても上書きされなくなりました)などがそうですね。
日進月歩の精神でやらせていただいておりますので、今作でなにか気付かれた点などありましたら、是非ともアンケートにてお願いできればと思います。
最後に、実を言うと「いくらなんでもプロローグの時点で難しくしすぎたかも……」と思い至っているところなのですが、皆様に楽しんでいただけたなら、それより嬉しいことはございません。
INTENSE ディレクター 岩田 巳義
シナリオライター 世俵
『旧校舎の少女』『魔女の住む館』『悪夢の死神列車』に続き、
『シアワセの赤い石』でもメインライターを担当させて頂きました、世俵です。
脱出アドベンチャーシリーズもついに4作目。
舞台は織紙町から大継町へ、主人公は再び若留へと戻ります。
新キャラも増え(何者なんだ……)いよいよ研究所の謎へと迫って行きます。
キャラクター絵やシステム面での見所も数え切れないくらいあるのですが、
自分からは今作のシナリオ的な見所を一つご紹介させてください。
それはズバリ、町探索です。
学校や町を回りながら手掛かりを探していくお馴染みのパートですが、
今回はメインの流れと同じくらいかそれ以上の容量になっています。
町の人々とのふれあい(?)やお馴染みのネタを楽しんで頂けると幸いです。
全てが手探りの状態から始まった一作目からもう、二年。
気づけば早いもので、インテンスさんと共に脱出したのは今作で6回目となります。
毎回が試行錯誤の連続で、時にはぶつかり合い、よりよい物をめざして戦ってきました。
長かったようで短かったその戦いのことを想うと、感慨深く、
どこか寂しさすら感じられます(まだまだ終わらないんですけどね)
さてさて、話が脱線する前に、この辺りでお別れを。
今作で暴かれるパンツはいったい誰の物なのか。
そしてこの世界はどこへ向かっているのか──
無数の虚構の中にある、一握りの真実。
そこに辿りつけるかどうかは──“あなた”次第です(やっと言えた!)
ゲームシナリオライター集団Qualia
世俵 まこと
シナリオライター 下村
はじめての方も、そうでない方も、こんにちは。
世俵と一緒に、シリーズのシナリオに携わっております、下村健と申します。
スペシャルコメントもついに四回目を迎え、
さてなにを話そうか……とぼんやりしていたら、
世俵に今作の魅力や特徴をほとんど語られてしまいました(笑)
仕方がないので、クロノテクトの針を少し過去へと進ませて、
どうやって若留や彦道、秀ノ介といったキャラクターたちが生まれていったか。
設定に関する裏話を展開させてもらえればと思います。
まず、若留が時計屋の孫娘で都市伝説好きである、というのは決まっていました。
けれどもオカルティックなイメージが強すぎると、
あまり可愛さが出ないのではないか。愛される主人公にならないのではないか?
そう思い、ぼくの専門分野の“童話好き”という要素を新たに加えさせていただきました。
アリスやモモに憧れる、不思議な世界や体験に思いを膨らませる、明るい女の子。
そこから都市伝説の類も好きになって、謎めいたことを解明せずにはいられない。
明るく活発で、危なっかしいので、そんな彼女は幼馴染みの彦道が支え、
優等生の秀ノ介とは、きっと本のことで何時間も話してしまうのだろう。
そんな調子で、三人は一緒に行動し、謎を追っては探索し、
その中で助け合い、たまにドキリとしてしまうことがあって……
ホラーもミステリも良いですが
果たして若留ちゃんは、誰を選ぶのでしょうか。
彦道か。秀ノ介か。はたまた、
新キャラのイケメン教師・月夜乃先生か!(彼はいったい、何者なのか……)
赤い石が煌めく時、訪れるシアワセは、何色か。
時野若留の恋愛事情にも、いろいろと思いを馳せていただけたら、幸せです。
ゲームシナリオライター集団Qualia代表
下村 健