とある日。
魔女の家系に育った見習い魔女ユリィが、
いつものように、幼なじみのジェイクをこまらせていました。
「ええっ!? そんなのムリだよ…」
「まったく…しょうがないわね。
じゃぁ、こうしましょう」
そこで、ユリィはいつものように、
破天荒な難題をジェイクに突きつけます。
「お星さまを私のために取ってきてくれたら、
許してあげる。」
「えええええぇぇぇっ!!?」
「おばあちゃんが言ってたわ。
あのスカイタワーのてっぺんなら、
お星さまに手が届くって」
「うっ…でも…」
そう。スカイタワーといえば、
ジェイクが小さいころから両親から、
どんなことがあっても入ってはいけないといわれた危険な場所。
スカイタワーに入ったが最後。
そこから出られたものはいないという。
「大丈夫よ。
私も一緒にいってあげるから。ネッ♪」
「でも…」
「…ねっ!?」
…そんなこんなで、
二人はスカイタワーの入り口まで来てしまったのです…。
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