WORLD

プロローグ

かつて、戦争があった。
暴力と悲しみの連鎖は、世界を包み込み、人々は多くの血と涙を流した。しかし、そんな戦乱の世も、今は昔。世界から争いは去り、人々は平和を謳歌していた。そんな平和な世の中にあってこそ、刺激を求めるのが人の性というもの……人々は未発見の遺跡や太古のロマンに魅せられ、世界中を駆け回っていた。
「冒険者たちの時代」の幕開けである。
そんな中、冒険者としてのスキルを活用し、ダンジョン探索のサポートを生業とする者たちが現れた。彼らはダンジョン内の道案内からモンスターの討伐まで、ありとあらゆる仕事を請け負っていく。たとえるなら「ダンジョンの便利屋」――
いわゆる「コンダクター」の登場であった。

物語の舞台

空前絶後の遺跡探索ブームで賑わう「カザン」
古くから交易の中継地点として、人間だけでなくエルフ族やハーフキャット族など、 様々な種族が共存している。近年、街の周辺で古代の遺跡が次々と発見されたことにより、遠くの国や冒険者養成学校「スキルアンドウィズダム」の卒業生など、度胸試しの観光客や腕自慢の傭兵、冒険者たちが訪れるようになり、さらなる賑わいを見せている。

遺跡・ダンジョン

チェラーク遺跡

冒険者の入門用ダンジョン。 近頃は遺跡ツアーの定番スポットになりつつある。

オルマの森

鬱蒼とした森で別名「帰らずの森」。 森の奥深くには人があまり立ち入らない遺跡がある。

フォネの大書庫

古代から存在している大書庫。人の手が行き届いて おらずモンスターの巣窟と化している。

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