アドベンチャーパートを進めて行くと、いよいよ《霊(ゴースト)》と対峙するバトルパートに突入します。
従来のシミュレーションゲームは、交互に行動をする「ターン交代制」やストラテジーなどに見られる「リアルタイムシミュレーション」などが一般的です。
しかし本作では、敵と味方の行動を入力し、同時に行動するという「行動予測シミュレーションシステム」を導入しています。
行動予測に使用するのは、味方と敵の情報を閲覧できる端末『ウィジャパッド』。夕隙社のスタッフが独自に開発した端末で、もちろん非売品です。
プレイヤーや仲間の戦闘をサポートをする支我正宗は《霊》の位置やプレイヤーたちの状態など様々な情報を提供してくれます。
行動予測フェイズでは、この端末を見ながら敵の次の行動を予測し、味方の行動を決定します。
すべての味方の行動計画を立てたら、行動実行フェイズになります。
行動実行フェイズでは、敵味方が計画通りに移動をし、各キャラクターの技の射界に入った場合、戦闘となります。
戦闘に入ると、2Dマップから3Dマップの空間へと視点が変わります。
視点は主観映像で、チームのメンバーたちが見ている映像が左側に同時に映し出されます。
行動予測で入力した技で《霊》を攻撃し、ダメージを与える事ができますが、外れると室内の物品を壊してしまう事があったり、逆に攻撃を受けたりします。
アイテムやスキルを巧みに使いながら、設定ターン内に目的である《霊》を倒すと「除霊完了」となり、ミッションクリアです。
本作では特徴的なバトルシステムを採用しています。ここでは、バトルパートの基本について説明します。
バトルでは、まず敵の位置を探します。
メインターゲット(赤い敵)を見つけてすべての行動範囲に攻撃範囲を合わせることができれば確実に攻撃を当てることができ、クリティカルゾーンにゴーストが入った場合は大きなダメージを与えることが可能になります。
クリティカルゾーンとは、攻撃時の赤いマスを指します。
バトルでは、敵味方問わず、すべてのキャラクターがAPの数だけ行動できます。
例えばAPが4の時、移動に1、振り向きに1使ったとしたら、特技に2以下の技を使うことができます。
APは次のターンには完全に回復します。
敵は探知機がない時にはコマのアイコンが表示されません。
敵が見えないままの戦闘は難しいので、できる限りブリーフィングで配置しておきましょう。
探知機は罠として設置するもの、装備するもの、特技などがあります。
主人公と浅間は初めから装備するタイプの探知機を持っているため、移動すると敵の位置がわかります。
ゴーストは近づくまではこちらの存在に気付いていません。
ゴーストが探知できた時、コマの周りに「行動範囲」を表す青い枠が表示されます。
ゴーストはこの枠の中のどこかに移動し、行動します。行動パターンはわかりませんが、予想する事はできます。
罠が近くにある場合は罠を攻撃して壊すことも。SCREAMランプが赤の時は近づき、青の場合は遠ざかります。
攻撃は敵の行動範囲に対して行います。
敵のコマの周りに表示される「行動範囲」に攻撃範囲を重ねることができれば、どこに移動しても攻撃を外しにくくなります。
攻撃を重ねるとどこへ移動されても当たりやすい
ゴーストがプレイヤーに接触する状態をバッティングと言います。
バッティングされるとゴーストに一方的に攻撃されてしまいます。敵の行動範囲内にはできるだけ入らないように注意が必要です!
バッティング後にはゴーストが別の位置にずれてしまいます。仲間の攻撃が当たらない所にずれてしまい、一方的に損をすることも。